窓井ニゲルのTVメモ、とか

窓井ニゲルのブログです:テレビ番組だったりお笑いだったりのメモを。その他もメモるので「とか」になりました。

{お出かけ]キングオブコント3回戦東京8/12@日経ホール(追記あり)

3回戦、行ってきました。
ちなみに出場は54組、合格は22組でした。
公式サイトの発表による合格者は以下の通り。

イワイガワ、我が家、ずん、エレキコミックタイムマシーン3号、ザ・ギース、フラミンゴ、アジアン、カリカ、ムートン、カナリア、トップリード、ハマカーングランジ、禅、2700、ラバーガール、インパルス、ザ・ゴールデンゴールデン、ななめ45°、Wエンジン、ドランクドラゴン

以下畳みます。ご覧になりたい方だけどうぞ。
なお、ネタ順→簡単な感想という形で追加していく予定です。


なんというか、今日K-PROの日って感じじゃね?
(追記の最初からこれかよ)


2回戦で姿を消した強豪も数多くいる中、キングオブコントも3回戦。
東京は日経ホールでの開催となりました。
この日経ホール、東京メトロ大手町駅から直結の座席数610席の多機能ホールだそうで。
しかもすべての座席に背面収納型の机と手元ライトが装備というステキ仕様。
メモ魔大喜び☆
ツイッターもばんばん書き込めるぞ☆
…失礼しました。浮かれすぎました。


開演した時ははちょっと客席が寂しい感じでしたが、17時開演ということを失念しておりました。
普通の会社員はこの時間、間に合わないですよね(自分も去年仕事の後に遅れて行ったことを思い出しました)。
MCは1回戦などのMCもされている佐久間一行さん。
「まさかの(MC)3回戦進出」と本人が驚いておりました。


ネタ後の記号は場内で感じた受け具合(◎→○→△)となっております。
あくまで主観ですのでご参考までに。

エネルギー:狂言師と遊ぼう(リコーダー)△
ダブルネーム:チャゲアスのテレビショッピング
イワイガワ:ファミレス(ドリアに髪の毛)○
我が家:穴の中の救助(杉山さんを)
ずん:新聞の集金屋△
エレキコミック:お年玉よこせ◎

エネルギーは狂言師と少年というネタ。
受けは良かったのですが、あまりに去年と同じスタイルだったのが気になるところ。
去年とはオチも変えていますし新しい部分もあったのですが、その部分が終盤のみだったのが。
ダブルネームは…ほぼM-1の時のネタでございました。
音響が使える分こっちの方がいいのもしれません。
イワイガワはドリアに髪の毛が入っていたので店員を呼んだら店員がジョニ男さんで…という。
未見のネタでしたので最近のネタでしょうか?
ジョニ男さんの登場だけでつかむ、というのではなくボケの積み重ねでつかんで行った印象。
最後の辺りで客席が沸いていたのでこれは大丈夫だなと思ったり。
我が家は杉山さんが声のみでの出演。
受けから考えると若干弱い感じもしましたが。
あと、ワタクシは杉山さんデブ弄りに終始する我が家のコントは余り好みではないというのもあります。
ずんは意外に(というのは失礼かもしれませんが)受けておりました。
飯尾さんをうまく転がして受けに持っていった印象。
エレキコミックは圧巻。
ベクトルとして時間ではなくテンション方向にやついさんが振り切った印象でした。
ほら、時間方向に振り切ったらタイムオーバーになりますし。


MCでは1回戦の思い出などを。
「誰も助けてくれないよ〜」は確かに変態カメラマンと名付けてもいいと思いました(こら)。

ツインズ:双子からの卒業
タイムマシーン3号:エレベーター◎
少年少女:気象庁のショートコント
ザ・ギース:CUT◎
流れ星:信長と秀吉のコント
ロシアンモンキー:コンビニのレジ
おぼん・こぼん:ドラキュラ

ツインズは双子の自虐ネタ。
「現場が混乱したザ・たっちの再現VTR現場」とか思わず吹き出す話が。
個人的には大好きです(果てしない自虐ネタは好物)。
タイムマシーン3号はエレベーターに閉じこめられた二人が実は…というネタ。
約1年近くネタを練り込んできた成果が出た受けっぷりでした。
少年少女はTUBEの前田亘輝に出てきて貰おうと気象庁の二人がショートコントをするという、文章にすると妙な設定のコント。
飛び道具「音痴」もやや不発だったような印象。
ザ・ギースは今回の単独でも披露していた「カット」。
最後暗転と共に拍手で終わるという、ここも別格の強さを見たような感じでした。
流れ星は元々漫才でやっていた信長と秀吉の漫才をコントにしたもの。
むしろサンパチマイクを置いて「信長と秀吉が漫才をしたら」という設定のコントでも良かったような。
ロシアンモンキーはレジのバーコードで「ありがとうございます」というようにしたらという設定。
なんだろう、この3分のネタを無理矢理4分のネタにした感は。
おぼん・こぼんはドラキュラのネタ。
どんなコントをやるのかと期待していたのですが…うーん。
バタバタなだけで終わってしまったような。

フラミンゴ:文化祭の出し物◎
西村深村:受験前夜の父子
ウイングマン:浮気の追求
初恋タロー:選挙演説
アジアン:職業病(ミュージカル)○
カリカ:無人島に隔離(ブサイク)◎

フラミンゴはホームルームで文化祭の出し物を考えるというネタ。
展開もさることながら、「チョリース」「はい、こんにちは」のやり取りが。
辻本さんは今日は笑い転げませんでした、流石に。
西村深村はラウンドワンに行きたがる父親が。
妙な空気感がありました。
ウイングマンは浮気の疑いでもめる夫婦というコント。
あのばたばたばたばたという足踏みが(その日2回戦の審査をした)審査員のツボだったんだろうな、というのが非常によく分かる感じでした。
展開がはっきりしないので正直しんどい(ごめんなさい)。
初恋タローは選挙演説をするが…というもの。
ちょっとボケがこじんまりしてしまった感が。
アジアンは職業病で歌い始めてしまう劇団員のコント。
どちらもネタとして成立する歌唱力があるのは強いと思います。
カリカは無人島に隔離されているゴンズイくんがコミュニケーションを取る訓練としてマックで注文するのをやろうとするが…というもの。
初っ端の家城さんの「キスしてぇーハグしてぇー」から自分の世界に引き込んでおりました。
なんなんだこのワールド(笑)。

パンサー:同級生の葬式
ムートン:第2ボタン○
イシクラノオノ:学級閉鎖
ブレーメン:最後のバラード
カナリア:結婚式で『卒業』をやったら○
シャカ:住職のお経◎

パンサーはやっぱりオチの弱さが気になります。
個性としては三者三様なので強いのですが、そういう土台(台本とかオチとか)がちょっと弱いのが気になります。
ムートンは妄想癖男子のネタ。
甘めに○としたのですが、結構受けておりました。
準決勝進出おめでとうございます。
この系統のネタ、やりこんだ甲斐がありましたよね?
イシクラノオノは割と好みな感じだったのですが、ちょっと後半失速してしまったような印象。
ブレーメンはバラードといいながらリズムネタという。
カナリアは結婚式から花嫁を奪ってというのをやったら実は…というもの。
ボンさんの台詞の少なさが印象的でした。
しかもほぼ静止状態という。
シャカは住職のお経がB'zになるという。
結構受けが良かっただけに、ちょっと惜しいかなと思いました。
ここで10分休憩。
MCのさっくんが言うより早く場外に向かうお客さんが素晴らしい。
ちなみに休憩明けは最前のぽっかり空いている3席をいじっておりました。
「どこに行ったの」「あの3名」とか。

COWCOW高校野球(ブログ)○
がっつきたいか:医師(無免許)と外国人
えんにち:警察に息子を迎えに行く△
トップリード:コンパ◎
矢じるし:選挙演説
はんにゃ:空手部の部活紹介

COWCOWはブログネタの高校野球編。
さすがにこの更新頻度はおかしいだろ、とかいまならTwitterだろうとか。
折角バットと一緒に携帯電話を持っているならそこで写真撮ったり文章を打たないと。
がっつきたいかは無免許の医師が最後の患者さんを診察して逃げようとするが、それが外国人で診察がなかなか終わらず…というもの。
えんにちは漫才でもやっていた警察に捕まった息子をオヤジのアイパーさんが迎えに行くというもの。
白い粉とかの小道具が生かせるのはコントならではですよね。
トップリードは合コン。
新妻さんの女装の破壊力は素晴らしいと思います。
藁葺き、山伏というセンスやら新妻さん演じる女子の必死さとかがツボでございました。
矢じるしは選挙演説ネタ。
意外と3回戦になるとネタがかぶる…?
はんにゃは途中のどたばたでちょっと沸きましたがそれだけという。
それよりもコントをやっている時の間の悪さ、間延びしているような感じが気になりました。
確実に去年よりも悪化していた印象が。

モダンタイムス:J-POP屋
GDP:最後の試練△
すっぽん大学トランスフォーマーのショートコント△
響:サプライズ誕生パーティ
ハマカーン:本の主人公が◎

モダンタイムスはJ-POP屋のネタ。
「同じじゃねえか」というツッコミが。
個人的にはなんでB-Tが初期ばっかなんだと。
GDPは最後の試練として主人公が目隠しをして試練に挑戦するというもの。
あの風景は笑えます。
すっぽん大学は個人的に一番インパクトがありました。
段ボールでトランスフォーマーの着ぐるみ、それでショートコントという時点で笑うしかないでしょう。
これはひどいトランスフォーマーです(褒めてます、勿論)。
キングオブコントというのは2回戦で頭突きでブロックを割る女の子が出て、3回戦で段ボールで作ったトランスフォーマーがショートコントする大会ですよ、と人に言いたくなるくらいのインパクトでした。
うん、100%誤解するねこれだと。
響は…ごめんなさい前の組で完全に集中力が切れました。
ハマカーンは以前単独でやっていた(はず)、本の妖精のコント。
オチ前からのオチがたまりません。
思ったよりオチ前に引かないから大丈夫かと思ったら、オチでどかっと受けていたという。

パンダユナイテッド:居酒屋バイトの研修
グランジ:がまんできない症候群○
カレー:マイノリティ○
ハイキングウォーキング:素人料理ショー△
犬の心:サッカー実況
禅:空想ショートコント○

パンダユナイテッドは居酒屋の研修。
本人達は正直かわいらしさからはほど遠いのですが、妙なかわいらしさがあるコンビ。
グランジは「25分30秒ほどこらえてない」というのがツボでした。
カレーは擬音がマイノリティという話から。
「コピス」とか口内炎とかで非常に受けており、合格するなと思っていたのですがまさかの敗退という。
受け自体も良かったのですが。
ハイキングウォーキングは素人が料理をするという素人料理ショー。
普通「くわえます」じゃなくて「加えます」、「ひとにたち」じゃなくて「一煮立ち(もしくがひと煮立ち)」って書籍なら書きますよね。
漢字が読めない人たちの料理ショーなんじゃ。
犬の心はサッカー実況のネタ。
なぜこの人が実況しているのかが説明不足な印象でした。
この人は本当にアナウンサーなのかとか、何かの都合で普段の人と変わったとか色々状況があると思うのですが、その辺りの設定が無いのですよね。
シチュエーションだけで満足しているというか。
その辺りが非常に気になりました。
禅は空想ショートコント。
殴られた衝撃を逃がす〜シリーズとかがツボでした。
ネタをやればやるほど受けてくるのは流石。

2700:女の子とのテンションメーター○
ラバーガール:足裏マッサージ◎
ビーグル38:老人がコンビニで万引き
チーモンチョーチュウファミリーマート
夜ふかしの会:本屋△
インパルス:歯医者

2700はリズム芸なのですが、着眼点が上手いと思いました。
安定しています。
ラバーガールはメモに「格ちがう」というメモが。
後半に入って全般的に受けが悪くなる印象だったのですが、◎が付いている組はそれすらも凌駕している感じでした。
ビーグル38は万引きをした老人が店員さんに怒られるという。
個人的に好きなネタなのですが、ちょっと今回ははまり切れていなかった印象。
チーモンチョーチュウはファミマの音楽が延々と続くというネタ。
ニコ動でみたら有りそうだよねと正直思いました。
(審査中にぐぐったら結構あったw)
夜ふかしの会は本屋で探している本が…というネタ。
ちょっとつかみ切れていないから大丈夫かと思ったのですが。
インパルスは板倉さんの格好が歯医者というより板前にしか見えないのが正直気になってしまい…。

ザ・ゴールデンゴールデン:彼女の告白○
ななめ45°:三角関係(数学)◎
ブロードキャスト:門限破り
ザ・パンチ:クルーザーで漂流中
Wエンジン:素直になれないコント(トイレ掃除のお母さん)
ドランクドラゴン:宿題を教える

ザ・ゴールデンゴールデンは「最終兵器彼女」というタイトルでもいいと思います(笑)。
北沢さんの女装の破壊力が。
ああ、昨日は女装させると破壊力があるコント師祭りだったんだ(こら)。
ななめ45°は割と代表的なネタを持ってきただけあって、文句なしに進出と分かるような出来でした。
ブロードキャストは…うん、漫才でした。
ザ・パンチも漫才っぽい。
Wエンジンは人情系に持って行くのは方向性としては有りだと思うのですが、受けに結びついていたかどうかと言うと正直疑問が。
ドランクドラゴンは要所で笑いを取ってそつなくクリアという印象。
この後をどうするのかというのが見えなかったのが非常に気になります。


そんな感じで21時45分頃ネタ終了、22時前に審査発表でした。
明日もその位の時間になると思われます(今日より組数自体は多いですし)。
審査待ちの間、休憩せずに場を繋いでいた佐久間さんお疲れ様でした。