窓井ニゲルのTVメモ、とか

窓井ニゲルのブログです:テレビ番組だったりお笑いだったりのメモを。その他もメモるので「とか」になりました。

フジテレビ:R-1ぐらんぷり2009サバイバルステージ(詳細)

敗者復活戦、観に行きたかったのですよ。
でも審査員は面倒なのでチケット発売まで待っていようかと思っていたら…観覧は審査員のみだったという。
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そんなわけで今年から唐突に始まった敗者復活戦ことサバイバルステージ。
フジテレビV5スタジオ(V3じゃなかったみたいです)で生放送、しかもゲスト審査員5名+一般審査員195名の計200名の審査という。
一般審査員だと人気投票になるのでは、とも素人的には思うのですがさにあらず。
募集時期は準決勝進出者が決定する前(2回戦くらいの時だった、ワタクシの記憶が正しければ)、しかも応募には1回戦もしくは2回戦の半券が必要という、まさにR-1好きのど変態共(ごめんなさい)が審査員なのです。
でも個人的にはこの募集時期と対象の制限が割といい方向に働いたと思います。


司会は雨上がり決死隊と優香。
ちなみにサバイバルステージのネタ順は決勝進出者決定時に優香が代理で順番を引いているとのこと。
あとネタ時間は準決勝の4分ではなく、3分でした。
これが審査を左右したような感が。


三浦マイルド:ハゲがもてる時代
トップバッターでキレ芸というのはちょっと辛かったかも。
やっぱり日頃ポジティブハゲのネタを見慣れているせいか、こういうネガティブ系ハゲネタはちょっと引いてしまいます。
くまだまさし:ショータイム
くまだまさしでこの尺はきついなー」という家族の一言が痛かったです。
確かに赤い絨毯で流れない&シャッターが下りないくまだまさしには違和感が。
個人的にはシャボン玉も綺麗に決まり、結構笑いも取れていた印象がありました。
二組づつネタが終了後MCが審査員などにコメントを貰うという流れだったのですが、まさかのハゲかぶりに司会の雨上がり決死隊が食いついていたのが。
優香、グッジョブ(?)。


もう中学生:コント・国会
今回は掴みが準決勝とは違っていたのですが、ネタは準決勝と同じ。
これはアクシデント芸(本人が全く意図していない)なのかなと思いました。
これを芸として見るかどうかによって評価が全く異なるのではないでしょうか。
(ちなみにワタクシは芸とみなさない方です。)
でも準決勝の時ほど綺麗にアクシデントが決まっていなかった印象があります。
涙が本当に無くなっていたりとか。
友近:高知よさこいテレビ
客席の笑い薄いなーという印象が。
というか、あの料理は舞台近くの客席からは見ることが出来たのでしょうか?
準決勝よりはちゃんと設定の構築がされていたので見やすかったです。


夙川アトム:童話「しまうらのろーたー」
タイトルで拍手という事に驚く。
最後の「うんすー〜」の部分が無くなっていたのですが、とりあえずまとめていたか?
岸学:パンツがない(ジャック)
うわ、準決勝とネタ変えてきたー。
しかも会場が大受け。
一歩引いて見ると、これ個人のネタというよりはどきどきキャンプのネタじゃんとか、ジャック全く関係ないじゃんとかツッコミどころは多いのですが。
会場にいたらそんなツッコミどうでもいい、という感じで大笑いしていたと思います。
これは決勝行けた気がしました。


鈴木つかさ竹内力クロスワード
ネタよりも最初のVTRの後ろにいた鳥居みゆきに思わず笑ってしまう。
なんかエヴァンゲリオンみたいだし。
ネタは準決勝でも披露した竹内力クロスワード
ナオユキ:漫談(天然、引きこもり等)
…緊張していたのか、なんか噛み噛みになっていたような。
しかもネタ時間が短くなったせいか、タメが弱くなっていましたし。


天津木村:あると思います。
「通常のネタを1分にするのは簡単だが、1分ネタを長くするのは難しい…あると思います」
「あると思います」
以上(こら)。
やっぱり笑いどころがブリッジの顔芸だけだったというのは辛いです。
ヤナギブソン:演奏記号
目の付け所も面白いですし、フリップ芸としては水準以上だとは思います。
でも、上品にまとまりすぎている印象が。


ということでネタを全組披露後、会場の審査へ。
優香が順番に読み上げる中、会場の審査員(ゲスト含む)がボタンで二人に投票。
で、その結果はというと。
雨上がり決死隊「順位を下から順番に読み上げていきます」
うわ、きっつー。


ちなみに結果は以下の通りでした。
10位:天津木村 140点
9位:友近 160点
8位:くまだまさし 180点
7位:三浦マイルド 220点
6位:ナオユキ 240点
5位:ヤナギブソン 380点
4位:もう中学生 580点
CMを挟んで。
3位:鈴木つかさ 590点
ということで岸学夙川アトムがサバイバルステージを勝ち抜いたのでした。
ちなみに決勝進出者の点数は以下の通り。
2位:夙川アトム 630点
1位:岸学 840点


以下ぐだぐだと感想。
・ワタクシが投票するとするならば、岸学は確定。
もう1票は鈴木つかさ夙川アトムくまだまさしと迷って夙川アトムかなーと。
くまだまさしの低得点ともう中学生の高得点は割と意外でしたが、それ以外は割と妥当な感じがしました。
くまだまさしはシャボン玉以外はいつものネタであったということ、もう中学生はアクシデントを芸と見た人が多かったのではないかと思います。
・9-10位が天津木村&友近という、この顔ぶれの中では一番メジャーな二人だった事に客席から驚きの声が。
雨上がり決死隊の「お前らが投票したんだろうが」というツッコミが。
・残り3人で、脱落するのは正直夙川アトムかなと思っていました。
でも脱落は鈴木つかさという。
これは準決勝とサバイバルステージのネタ時間が関係したのではないか、と何となく考えるわけで。
切れる部分をばっさり切った夙川アトムと、満遍なく削っていた鈴木つかさ
1〜2回戦の半券で応募するお客さんは準決勝のネタを観ている可能性が高い。
この4分→3分というネタ時間の調節をうまく行った方が残ったのではないかと思うのですよ。
その辺りからレッドカーペットなどの編集能力が問われる昨今のお笑い業界が見えてくるのではないかと。
ええ、妄想甚だしいですよ?
・ちなみに全員の点数を合計すると3960点。
審査員200人が各2票なので、1票を10点とすると大体計算が合います。
…本当に審査員も2票だったのかーΣ(゚Д゚)
いや結構有るじゃないですか、一人1票だけど特別審査員は10票とか。
・こういう全組の点数が完全にオープンになる方法は、コンテストとしては正直でいいと思います。
視聴者としてはフルオープンというのはかえって怖さを感じる部分もあるのですが。
知名度に左右されない結果は、(実際そういう出来だったとしても)厳しいですよね。
だからこそライブが面白いと思う訳なのですが。