窓井ニゲルのTVメモ、とか

窓井ニゲルのブログです:テレビ番組だったりお笑いだったりのメモを。その他もメモるので「とか」になりました。

智謀と怪優

THE GEESE第2回単独コントライブ「微生物の友」@笹塚ファクトリーのレポです。
ネタバレ等を含みますので続きはWebで(間違ってはいない)。
なお、ネタについては今後披露する可能性があるのであっさりめ、それ以外が主な内容になると思われます。


会場は前回よりは広い笹塚ファクトリー。
しかし全公演(結局全部行きました)ほとんど満員という状況でした。
特に土曜の夜公演はギリギリに入った人は詰めて座れる場所を係員が探しているという。
あとは妙に芸人さんっぽい人が多かったような…ワタクシはそこいら辺が非常に疎いので数人しか分からなかったのですが(それでもちゃんと顔と名前が一致したのは自分でもえらいと思う…おい)。
いや顔が分からなくても、受ける部分が非常に特徴的なので笑い声で気がつくのですね。


●コント「微生物の〜」
「微生物の友」というタイトル通りの微生物ネタ。
最初のシチュエーションからのセリフが非常に好きだったりします。
オチも秀逸というか、尾関さんその暗転後の絶叫はなんですか。
●オープニング
虫眼鏡を持って色々な場所をうろうろする二人。
早回しのせいか動きが非常に面白かったり。
●コント「お似合いですよ」
神田うのは素晴らしいというコントです(違います)。
店に来た高佐さんに店員の尾関さんが色々と商品を勧めていく…というコント。
金曜と土曜ではコントの入りが違いましたが、土曜の方が…妙な世界っぽくていいと思います。
意外性では金曜の方が上ですが。
このコントで思うのは間違っていると思うのですが、高佐さんはいい男だと思いました。
オチは蛇足かもしれないとちょっと思ったり思わなかったり。
あと、引っ張るときの力加減は気をつけましょう。
●インターバル「ワンポイントアドバイス」
インターバルは暗転中に声だけが流れてくるナレーションです。
前回もあったのですが、今回もありました。
THE GEESEロハス系コントユニットらしいです。
そんな彼らがロハス生活を楽しむためのワンポイントアドバイスを言っていくというもの。
普通のアドバイスの間に「人を見たら泥棒と思いましょう」「泥棒を見たら人と思いましょう」のような問題があるセリフが合間に。
で締めは「はたらきましょう」連呼という。
●コント「検査結果」
尾関さん扮する医者が高佐さんに検査結果を伝えていくというもの。
これは単独ライブ前に見たことにあったネタだったのですが、毎回オチが違っています。
これは個人的な意見なのですが、スペシャルオールスターで見た「高佐さん置いてけぼり」でもいいような気がします。
単独のオチは確かにその兆候はあるのですが、そこまで徹底的でなくてもいいかなというのと、リアリティがちょっと無くなる気がします。
以上個人的意見終わり。
●インターバル「○hoo!BBカスタマーセンター」その1
実名出していいの?
本当のカスタマーセンターのように、番号を押して進んでいくのですが、「いやらしい人は、3、を」というセリフが全てを表していると思います。
「ただただいやらしい人は、3、を…」
●コント「ヒーローインタビュー」
序盤の細かい動きの全てが中盤〜後半の伏線になっている非常に造りが彼ららしい、しかし彼らが普段見せない華やかな部分が目を引くコント。
こういうある意味勢いのあるネタもいいなあ。
●インターバル「○hoo!BBカスタマーセンター」その2
たけし軍団の方は、3、を」
たけし軍団の方ですね。ハゲてて足の速い方は、1、を…」
こんな感じのたけし軍団編(笑)。
●一発ギャグ感想文
前回の単独でもあった尾関さんの一発ギャグに対する感想文コーナー。
今回もこれがあったので非常に大満足です。
ちなみに今回は4つ、前回の使い回しがあったので実質3つでした。
どれもきっちり爆笑をとれる辺りが。
最初のスケートもそうですが、ローリングソバットはどうしようかと思いました。
で、コーナーが終わった後何故か舞台から去らない尾関さん。
尾関「いつも僕ばっかりが一発ギャグをしているので、相方にもやってもらおうと思います。」
ええ、ありましたよ、高佐の一発ギャグコーナー。
ちなみに毎回違うネタでした。
「ある意味すごい人」(土曜の昼にやったもの)が好き。
最初に単独を見たときは何とも思わなかったのですが、THE GEESEのお二人が一発ギャグをする機会ってほとんど無いじゃないですか。
そういう意味でも貴重で大好きなコーナーなのです。
●インターバル「○hoo!BBカスタマーセンター」その3
これは羅列編。
「はげているひとは、6、を」「笹塚ファクトリーが微妙にわかりにくかった人は…」
個人的に「がまん」と「朝から何も食べていない人は、かわいそう」がツボでした。
●コント「インタビュー」
「エッジランナー」という番組の司会(高佐さん)とゲスト(尾関さん)によるインタビューもの。
尾関さんが扮するのはカリスマアーティストなのですが、全部言葉が…という。
尾関さんの魅力全開のとても素晴らしいコントだと思うのはワタクシだけでしょうか?
というかなんでアレが歌えるんだ、しかも妙に声が良いのが逆に腹が立つ(笑)。
●インターバル「もったいない」
世の中のもったいないものを挙げていくというもの。
普通に「食べ残したご飯を捨ててしまうのはもったいない」から始まり…。
「きれいな女性がださい服を着ているのはもったいない」「モッタイナイ!」
「中二の性に対するエネルギーはもったいない」「モッタイナイ!」
確かにもったいないがどうしろと。
●コント「接客」
これは割と見たことがあったネタだったのですが、細かいところが変わっていました。
こじんまりしたとネタという印象だったのですが、最初が変わったのでインパクトが出たと思います。
「お客様、こんなところで横になられては困ります」
でもちょっとオチが…うーん。
●インターバル「上半期レンタルDVDネーミング大賞」
尾関さんが借りたらしいDVDのネーミング大賞というもの。
時たまそれエロじゃと思わせるタイトルがあったり、2回借りているのがあるのがポイント。
●コント「放送コードスレスレクイズ」
個人的に今回の中で一番好きなのがこれだったりします。
文字通り放送コードギリギリなクイズをしていくというもの。
どちらかというと放送コードギリギリ「アウト」だと思うのですが、まあそれはさておき。
「オコマン」のくだりはどうしようかと思いました。
何回見ても爆笑。
「たかしまだいらー」
●インターバル「NEETプロジェクトのコンビ名」
ここで爆笑するのは芸人かお笑いマニアのどちらかだと思います(笑)。
●コント「娘さんを下さい」
娘さんを下さいからのボケのみというパターンが多いので、こういう風にシーン全部をやってくれるのはある意味新鮮でした。
ライブの締めとしてはいい感じですが、単品にするとちょっときついかなと正直思いましたが。
あと個人的に苦言なのですが、尾関さんはこの役をやる時はもうちょっと姿勢に気をつかった方がいいと思います。着物の丈については目をつむりますのでそれだけは是非。
●エンディング映像
猫と戯れるお二人&スタッフロール
妙に癒されました、いや猫がっ猫がっ(猫好き)。
猫好きとしては頭突きはありですが、しっぽはダメですよー(ホントか?)。
尾関さんの猫のじゃらしっぷりが妙に似合っていた、というか慣れている感じだったのが。
●コント「美容室」
エンディング映像で最後と思っていたので、まさかもう一本あるとは。
THE GEESEお得意の実は〜な人ネタなのですが、季節や会場的に問題の多いこのコントが来るとは思いませんでした。
このネタは上手くオチているので好きです。
「大きい桶で死なせてくれっ」
●エンディングトーク
次回も是非やりたいという話や(来年の夏ぐらいまでにはという話だった)、今後ともテレビとか、オンエアバトルとか頑張りたいという話が中心。


全体的な感想は「毒を毒として表現できるようになってきたな」というのがまず。
前回の単独でその兆候はあったと思うのですが(特にインターバルの小ネタなど)、今回はそれを上手く笑いに昇華出来ていたのではないかと思います。
あとインターバルが非常にレベルアップしたのが。
ちょっと前回は飽きた部分もあるのですが、今回はほとんど飽きさせなかったのがポイント高いなと思います。


今回コントが9本、見たことがある2本を除いて7本が新作、前回の単独とのかぶりが無し。
オンエアバトルなどに何を持ってくるのか、このネタ達をどう変化させていくのかも非常に楽しみだったりします。
あと、次回の単独の時には是非DVDを制作して欲しいな〜と。