窓井ニゲルのTVメモ、とか

窓井ニゲルのブログです:テレビ番組だったりお笑いだったりのメモを。その他もメモるので「とか」になりました。

M-1グランプリ2回戦東京2日目@ラフォーレミュージアム原宿

ええ、後顧の憂いなく行ってまいりましたよ(笑)ラフォーレミュージアム原宿。
ということで簡単な感想を。
なお、これはあくまでもワタクシが感じたことですので異論等ございますでしょうが、こういう意見を持っている人間もいるということでご了承を願います。


会場は相変わらずの立ち見。
そろそろラフォーレミュージアム六本木でもいいんじゃないですか?
(六本木にもう一つホールがある。客席は約700席…準決勝そこのがいいじゃん(こら))


MCはこれまたおなじみのはりけ〜んず
昨日(2日)は500人の観客が来場したとのこと。
すげえ…その中に入りたかった(泣)。
で、本日の予定や審査員紹介、ルールなどの説明。
今日は109組で、終了予定は18時42分。
はりけ〜んず前田「サザエさんはみれません」
最後に「一人も欠けることなくゴールを迎えましょう」と言っていたのが。マラソンか?


以下感想になりますが、さすがに全組は無理なので個人的に印象に残ったコンビのみとさせていただきます。
なお、太字が合格したコンビです。

フォースダウン:いじめ、少子化(時事ネタ)
グランジ:少年野球、円陣を組む
フィフティーカーニバル:告白の練習
桃男:サザエさんと桃太郎
テイスティ:テレビゲーム
ほたるゲンジ:結婚式の司会

フォースダウンは時事ネタ、かなり黒いボケが印象的でした。トップバッターの割にはアマチュアっぽさがなかった感じ。
グランジは受けよりも何よりも会場のお客さんの受け入れ態勢がバッチリだったというのが。
このネタの「おっかっね〜」という下りは大好き。
フィフティーカーニバルはおしりかじり虫とかラムちゃんのコールの辺りは大笑いだったのですが、サイレンでちょっと動揺したのが。
ほたるゲンジは「嫌いな言葉は媚びること、好きな言葉はオートバックスです」というツカミでバッチリつかんでいけたのが勝因だと思いました。
で、MCが出てきて
前田「あの二人はホントに顔似てますよね〜」
で、先ほどの「サザエさんがみれません」というのが微妙に受けが悪かった原因が分かったそうで。
前田「今日土曜日やん!新聞みて『ガンダム00』で気がついたわ」
そこでか(笑)。

ロイヤル☆セレブリティ:年末の話題
ザクマシンガン:服を買いに行く
こりゃめでてーな:KAT-TUNを他のメンバーで
ケチン・ダ・コチン:歯医者がこわい
UNDERPOINT:カンニングの仕方
米粒写経:漫才を実況

ロイヤル☆セレブリティはなぜかゴス(ロリじゃなかった)の男性二人組。
年末の話題が何故か洗濯にすり替えられていくのが妙にツボでした。
こりゃめでてーなは色々なKAT-TUNを作っていくというもの。
受けていましたが、個人的にちょっとベタだったのが。
米粒写経はツッコミが漫才していくのをボケが実況していくというもの。
かみ合えばある意味強いかも。

きまぐれカウンター:眼鏡戦隊メガネンジャー
モモンガ9:坊さんのホストクラブ
シュガーポップス:ドライブに行きたい
ドラハッパー:いたずらをしたい
弾丸ビーンズ:学校のワル
ロックンロールコメディーショー:ロックなショートコント
ビックスモールン:ボディーアート

きまぐれカウンターは、ネタよりもきびきびとしたツッコミが印象に。
ドラハッパーは片方が耳なし芳一のように顔中に文字。
で、普通の漫才をしていたのですが…
「もう無理っ、そんなにボケは(持って)ない!コントやろうと言っていたのに5分前にやっぱり漫才やろうなんて言うな!」
こういうネタが見られるから面白いですね、M-1って(含みをもたせない)。
ロックンロールコメディーショーは…アメリカの方は前に見た時は普通の格好でツッコミ入れていたんだけどなー。
「こいつキャラ模索中」
ビックスモールンはそんなにアクロバティックなネタじゃないけど、手堅く笑いを取って合格。
で、ネタ終わりに出てきたはりけ〜んず曰く、
前田「あの衣装、2着で8万円らしいですよ。日本一買い物が下手くそやな。」
スーツ並…。

ラフマニア:カッコイイ人とアイドルならどうする?
ニートホープ:ドラマみたいな恋をしたい
メインストリート:特技、あてぶり
モンキーターン:母子ゲンカ(帰りが遅い)
ランチランチ:上京を見送る
ミサイル:中卒ショートコント
青春ダーツ:変わった居酒屋

ニートホープは今回見に行って良かったと思ったコンビ。
見た目本当にニートっぽいメガネ二人組が、「男です」「女です」
男女コンビかよっ。
しかもその容姿で、トレンディドラマの1シーンをやりきるという。
何でか良く分からないのですが、ものすごく笑った。
メインストリートはツカミの円周率の下りがはまったというのが。
「池に戻るわ」
モンキーターンはひたすらうるさかった印象。
ここ合格で、次のランチランチが落選というのが個人的には納得いきません。
似たようなのが続いたから?
ミサイルはいつも通りで、青春ダーツは「笑々になりたい」というのだけが印象に。

秘密兵器:携帯になりたい
天狗:出会いチャット
大江戸FC:コンビニで万引き
バロン:お見合いをしたい
That's That:ティンカーベルに会いたい
魚へん:遺書を読む
オリエンタルラジオ:夫婦ゲンカをラップ、相撲を格好良く

天狗は個人的にははまらなかったのですが、チャットという特性を上手く生かしたネタ。
「趣味は盆栽」「ほんとそう」
オリエンタルラジオは会場の受けは良かったとおもいます。
個人的にはラップネタが元々大嫌いなのと、後半のジュノンボーイの山のボケについていけなかったのでイマイチという印象でした。
普通のやり取りは非常に面白かったのですが。

モエヤン:イラっとくる男の一言
Wコロン:オレオレ詐欺
ノンスモーキン:缶蹴り(指)
なちのん:アイドルって
バカトケムリ:マンガみたいな出会いをしたい
ガブ&ぴーち:新婚生活をしたい
えんにち:アイパーネット滝沢
ガリットチュウ:反抗期、思春期

モエヤンは、笑いというよりは歌いきっただけという印象でした。
ここ合格させるか?
ネタを上手くラップに落とし込んでいるけど、それが笑いに繋がっていないと思う。
Wコロンは「ととのいました」が悪い方向に働いていたような。
ネタ時間の短い3分であれを入れすぎたため、流れが悪くなっていた感じが。
ネタも後半の(今回は削った)畳みかけが見せ場だと思うしなぁ…。
ノンスモーキンはいつもの指漫才。
なちのんはAKB48二人の漫才。
アイドルが1回戦突破というのは知っていたのですが、思っていた以上に面白かったです。
確かに1回戦くらいなら楽々突破できるわ。
あの潔いアイドルの捨てっぷりは、見ていて好感がもてました。
ガブ&ぴーちは何かつかみ切れていないというか…。
えんにちはこの日ベスト5に入るくらいの大受けでした。
個人的にこのネタは大好きなので嬉しかった(特に「アーイパネット♪」の歌のところ)。
ガリットチュウはメモに「すべってる?」と書き残してあることからお察し下さい。

サザンクロス:モテたい
セブンbyセブン:沖縄のヒーロー、ナハトラマン
ガルウイング:刑事になりたい
ぶらんこ:ラオスに井戸を掘りに行け
ジェシカ:友達が欲しい
マッサジル:ライブ前の曲紹介
ミルククラウン:手術をしたい

セブンbyセブンは個人的にわりと好きです。
「ベーグン」とかアバレタン成人とか非常に上手くまとまっていたのが。
マッサジルは清掃員衣装の二人組。
「〜の時にできた曲です」というシチュエーションをツッコミが提案して、ボケがMCの後そのテーマで歌うというネタ。
これがまた思っていても絶対に言っちゃいけない歌で。
1回目は反応が薄かったのですが、2回目、3回目とやるうちに会場が爆笑に包まれていくのが。
ミルククラウンは手術ネタ。
場内の爆笑もかっさらい、本人達も通ったと確信したようで。
MCに出てきたはりけ〜んずに、
前田「あいつらガッツポーズしましたよ〜むかつくわ〜(笑)」
で、アイスクリームはスクーパーじゃね?(調べるな)

山陽ピッツァ:消防士
蛸あげ:飛行機の機長になりたい
オレンジライオン:英単語
ブルースタンダード:忍者ごっこで遊ぶ
チャーチル:犬を拾った子供と父親
100W:遊びにさそう(あーそーぼー)
パンクブーブー:命乞いの才能

山陽ピッツァは大きい男性と小さい女性のコンビ。
堂々と「コント、消防士」と言ってネタを始めていたのが。
妙な不安定さが、何となく気になってしまうコンビだったりします。
ブルースタンダードは三人組の漫才。
忍者ごっこで服部半蔵とそこからのネーミングによるアイデア勝ち。
パンクブーブーは…青い背広に七三分け。
一瞬U字工事かと思った。
「これがまたはっさくなんだよ」
この組も合格を確信したようで…。
前田「半笑いでしたよ、あの青いスーツ腹立つ〜!」

すっぽん大学:やくざ漫才(兄貴と子分)
ブラックリボン軍:松坂の応援歌
アイデンティティ:親が心配→母子の電話
チングwithキムさん:日本と韓国の違い
シャングリア:ヒーローインタビュー
Hi-Hi:奥さんが産気づく
初恋タロー:ヤンキー(ケンカと友情)

すっぽん大学は「ここが解散の原因となる舞台か」というツカミが上手くいったのと、受けを取りつつ、滑り芸も入れるという構成がはまっていました。
「反応いーじゃねーか」
チングwithキムさんはチングというコンビに韓国人のキムさんを入れたトリオらしいです。
「キムチで解決」というフレーズが。
Hi-Hiは今日の出来がものすごく良かったという感じの受かり方でした。

ユナイテッドアエラズ:時事ネタ
ゴールポスト:2000年に2007年の時事ネタを知ったら
あんぺあ:バー店員をやってみたい
ツーナッカン:ロマンティックなキスをしたい
アンとニオ:キャンプに行きたい
ドラム缶:女の子を誘いたい
マキシマムパーパーサム:桃太郎

ゴールポストは非常に惜しい感じ。
昔の視点から2007年時点の時事ネタを見るという発想は面白いのですが。
「辻・加護ってピュアだよね」に場内爆笑。
マキシマムパーパーサムは「もちもちもち」の下りはいいけど、結局ハゲ押しなのが気になりました。

アクアマリン:時代劇をやりたい
ジンギスカン:元カノレストラン
レッドクリスマス:怪談メリーさん
インポッシブル:彼女といちゃいちゃしたい
ミラール:親父の威厳を見せる
蒙古斑:コンサート前にトラブルが起きたら
風藤松原:やだねぇ(子供、手押し車、ホスト、ドラゴンボールほか)

インポッシブルは「いちゃいちゃ」を「ねちゃねちゃ」とボケられるのは彼らぐらいだと思います。
ある意味新鮮。
風藤松原はいつもより受けがやや弱かったので、合格と聞くまでちょっと心配だったり。
まあここで落ちることはないと思うのですが…ですが…ねぇ?

ブルーベリー:音楽のオーディションを受けたい
フルーツポンチ:初デート
サイドワインダー:結婚式に行った
スペースラジオ:昔話をハリウッドに
大坪益戸:反抗期の親子
サボテン:NHKのおにーさんになりたい

ブルーベリーは胸毛とレースと低い歌声だけが印象に。
フルーツポンチはフレーズのインパクトが。
「無理ー無理ー無理ー」とか「優香じゃなくて名字とかあるしー」
でも妙にイラっときたのは何故だろう(笑)。
スペースラジオは前にオンバトで見たコントよりも面白かったような…。
「もうこの部屋から出られない」のあの下りが結構好き。

スペースボーイ:相談したい
すきゃんぴ:キャバクラで働かない
わくわく村:こわい話
魂の巾着:ななめが分からない
カノン:旭山動物園
八百八町:桃太郎の変なところ
コア:将来の夢(工場で働きたい)

スペースボーイは緊張が見ているこっちにも分かってしまっていたのが。
特にこのネタは緊張したら受けるものも受けなくなると思います。
魂の巾着は「ななめが分からない」という超設定で押し通すというネタ。
最後の「炎」で拍手が。
カノンは、今日一番見たかったのはこの組なのですが、期待以上の出来でした。
受かっても落ちても見られればいいやと思っていたのですが…なんというかごめんなさい。

ミスマッチ:ゆきこちゃんに告白
クレオパトラ:修学旅行
少年感覚:おじさんの不満
ニューロマンス:寿司屋での苦情に対応する
ピンクプリン:バンドマン漫才
サカイスト:女の子に告白
まこ山市役所:なべをやりたい

ミスマッチは小学校高学年〜中学生くらいの男の子二人組。
落ちましたが、そこいら辺のダメな大人より笑いは取れていたような気がします。
クレオパトラは「枕なげぇ」とか時間のせいでしょうか、妙にボケがツボに入りました。

アンダーエイジ:お店で注文する
つきのや:切ない話
ミュータント:有名になってきゃーきゃー言われたい
猫デココ:UFOキャッチャー
スカイラブハリケーン:算数をマリオで
ヒッキータートル:結婚ブリーフスピーチ
宴人:秘書の友達に惚れてまうやろー

つきのやは見た目から切ないコンビが切ない話をするというネタ。
「カントリーマァムが待ち受け」
ヒッキータートルはヒッキー北風さんのコンビ。
コンビでいるの、初めてみたよ。
MCのはりけ〜んず前田さんはヒッキー北風さんがブリーフをはいているところを見ていたそうで。
前田「ひとつひとつチェックしながらはいていって、20枚はくのに2分25秒」
タイムを計る前田さんも前田さんのような…。

バカラーメン:痴漢を捕まえる
キッチン!:ダンスパーティ
アミ・ボロロク・ホエ・デシェ・ジェテ・チャイバングラデシュと地球温暖化
ヴェートーベン:カラオケで盛り上げる

アミ・ボロロク・ホエ・デシェ・ジェテ・チャイは内容としては上のタイトルのような感じなのですが、実際は…(笑)。
ネタがネタだけに、あとちょっとブレていたので危ういかと思ったのですが合格。
3回戦ではもうちょっとブラッシュアップしたのを期待しています。
ヴェートーベンはものすごい気合いが入っていた印象がありました。
なんだ、やればできる子じゃーん(なんだその上から目線は)。


そんなわけで本日の合格は28組でした。
まあ、会場内の受け的に割と妥当な結果だったのではないでしょうか?
なお、個人的印象で笑いが大きかったのはグランジ、こりゃめでてーな、オリエンタルラジオノンスモーキンえんにちミルククラウンパンクブーブー、カノンでした。