M-1グランプリ3回戦東京2日目
すっかりテレビっ子じゃなくなっているような気がします。
やばい、結構残しておきたい番組あるのに…。
そんなわけでM-1グランプリ3回戦に行って参りました。
なお、感想は本人の嗜好によるものですので気に入らないことが多々あるかと思いますが、その点はご了承下さい。
気に入らないと思ったらまわれ右、もしくはブラウザを閉じる方向でお願いします。
なお今日、個人的に一番面白かったのはパッション屋良と豊のユニット、10tトラックです。
よし、レポートのハードルを下げた（おい）。
以下畳みます。
あらかじめお断りしておきますが、気になった組のみです。
今日のお客さんは微妙に盛り上がりに欠けるようで、「営業か」と観客に突っ込むMCはりけ〜んずのお二人。
どのぐらいかというと、いつもの「M-1萌え〜っ」も結構言うのに緊張するぐらい。
なお、3回戦のネタ時間は3分なのですが。
新井「3分経つとこのようになります（サイレンが流れる）」
前田「アムロが出撃準備しているような音ですね」
新井「3分15秒経つとこうなります（ドーンという音と共に暗転）」
前田「リュウが死ぬ所みたいですな」
なんだそのガンダム縛りは。
しかもこの人達の場合それだけで終わるはずもなく…。
前田「10人に3人が分かる話をしないと怒られるんですよ」
新井「ガンダムなら10人に5人が分かりますからねえ」
前田「ギャラクシーエンジェルなんて言っても誰も分かりませんからね」
さすが。
グランジ：子供の頃の遊び
囲碁将棋：いちろーの話
カリカ：言いたいことがある
すっぽん大学：兄貴の言わせてもらおう
エレファントジョン：恋人との別れ
ニブンノゴ！：F1のピットイン
グランジは子供の頃の遊びからジャンケンの話題に行くというもの。
「俺ツメー」「俺キバー」という最初のツカミから非常に面白かったです。
終盤のバカバカしい勝負とかも含めて…覚えておこう。
あと3分オーバーで暗転しないで良かったというのと、最初からこのレベルだと非常に基準が取りにくくて困ると正直思った。
囲碁将棋は政治家をビックリマンシールで語るというのが非常に斬新。
カイワレ直人はブラックロータスみたいなものですね（その例えもどうかと思う）。
カリカはネタ云々よりもまずこの会場全体を包む圧倒的なホーム感が。
ネタは…微妙に新喜劇っぽい感じが。
すっぽん大学は心が折れかけているような印象が…あれは演技？
「上は45まで」「65だろうがっ」とかのやりとりは好みですが。
エレファントジョンは…あのツカミ群が全部外れたところ、始めて見たかも。
ここは最初に割と多めのボケを最初にやってどれかはお客さんに受けるのですが、驚くほど掴めていなかったような感じがしました。
やっぱり女子向けのツカミも用意しておいた方が良いのでしょうか？
ニブンノゴ！はありきたりなボケが最初続いたせいか、そこで醒めてしまったように思えます。
ダークホース：山手線ゲームでモノマネ
弾丸ビーンズ：不良
デスペラード：暴走族をやりこめる
王：歌を歌おう
若月：日本語の先生になりたい
磁石：振られた人を励ます
10tトラック：ツッコミを入れたい
ダークホースはモノマネを振りながらの山手線ゲームネタ。
ある程度の受けは取れても、やや繋がりに欠けてしまったように思えます。
弾丸ビーンズは全般的にきつかった。
デスペラードは日本人とイラン人のコンビ。
「自爆テロ」でツカミが取れる、お客さんが引かないというのはある意味すごい逸材だと思いました。
王は、大阪からの受験組で明暗が分かれた、暗の方だなというのが。
多人数でバタバタやるというものに関しては、自分が思いつく限りで超新塾とかカンカラとかがいますし。
それを超える個性、特色というのを出し切れていなかったと思います。
というか黒いマスクをしていたらそこでつかむのが芸人じゃん。
若月は日本語の先生になりたいというもの。
受けるとっかかりが多いコンビだなーという印象が。
磁石は…正直に言います。
ローコストで準決勝まで上がってきたなあ(笑)。
準決勝以降の組み立てを正直心配しております…ええ、敗者復活ではなくて上がったときの。
10tトラックは、パッション屋良と豊による企画ものコンビ。
正直一番面白かったんじゃないかと思った。
いやパッションさんが「え、漫才ってこれつけていればいいんでしょ？」って蝶ネクタイ指したときになんかスイッチ入りました。
いつもの格好で首に蝶ネクタイ、それだけかよっ。
ネタはセンターマイクを邪魔だから片付けようとするパッションさんとか、ツッコミを入れたいパッションさんが突っ込もうとするけれども全部自分の胸を叩いているとか。
しかもボケを拾って穏やかに突っ込む豊さんが思った以上に上手い。
というかパッションさんの情熱的ボケに合っている。
予想外でした。
ブロードキャスト：彼女のお父さんを説得
グレートホーン：楽しい話をする
ナイツ：野球の話
変ホ長調：ヒルズで合コンがしたい
ミルククラウン：伝言を入れる
ブロードキャストは2回戦と同じ彼女の父親を説得するというネタ。
グレートホーンはギターの演奏でボケを取っていくというもの。
あのキックは見事、痛そうですが。
ナイツは若干上滑り気味のように思えました。
野球ネタのコンビがこれでもかこれでもかと散っていく気がするのは気のせい？
変ホ長調はこっちに来て正解だったと個人的には思います。
ローテンションな女性二人、しかも風刺漫才というのはやっぱり目をひくし、その内容で会場全体の爆笑をきっちり取っていたと思います。
「えなりさん」「レギュラーメンバーが減っているから狙い目」「自己評価」
ミルククラウンは留守電に伝言を入れたいというネタ。
「ぷっぷっぷっぷっぷっぷっぷっぷっ…」「えーーーゆーーーー」の下りは良く経験しているので爆笑。
ヴィンテージ：漫才をやりたくない
サカイスト：スキャンダル写真を撮られる
鬼ケ島：ペットショップ
レアレア：格好いいしゃべり方
流れ星：自衛隊に入りたい
ヴィンテージは2回戦と同じ漫才をやりたくないというネタ。
あれはふざけているのではなく、ああいうネタだったりします。
（このネタ、少なくとも4回は見ているよ…）
今回はあまり受けが良くなかったのか、見たことのない「受けが良くないのでソデの芸人笑わせてきます！」が飛び出しておりました。
あと、流れ星の手は逆じゃない？
サカイストはフライデーされたいというネタ。
バタバタした感じのネタだったのですが、いまいちお客さんを引き込めていないように思えました。
鬼ケ島は相変わらずの大暴走でした。
レアレアは…正直いうとここは箔を付けるための勝ち残りのような気がしました。
（昨日のえんにちもこういう意味合いのような気がする、憶測でしかないけど）
上がったからには精一杯やりきって欲しいと思います。
が、準決勝はともかく決勝と敗者復活は12月24日、亀田防衛戦の後なんですよね。
この結果を一番心配しているのはレアレアの二人かもしれません。
流れ星は以前見たことのあるネタだったのですが、結構ボケとかが違っておりました。
だからかー(何が？)。
最初の方の笑いがやや少なめで一瞬心配したのですが、後半の爆笑で取り返したようです。
あの動きがああいう風に繋がると笑うしかありません。
なお、歯で演奏は今回はなかったです。
あと、終わったあとのMCはやっぱり流れ星瀧上さんの話になり…
前田「あんなキレイな男ならいくらでもボケるわ」
…あのビンタ、ものすごく痛そうに思えるのですけれども。
ちなみに昨日前田さんは偶然瀧上さんと会ったらしく、すごい機嫌が良くなったとか。
おめでとうございます。
しずる：手術を説得する野球選手になりたい
ジャンピングニー：イメージビデオを作りたい
ガリットチュウ：思春期
エリートヤンキー：運動会
ラフ・コントロール：子守歌（ショートコント）
しずるは「するめみたいな顔をした」が一番印象に。
ジャンピングニーは自分達のイメージビデオを作りたいというもの。
「ん〜っ」がキモかったです(笑)。
ガリットチュウは個人的にちょっと受け付けませんでした。
エリートヤンキーは爆笑が取れていたものの、それが繋がらなかったのが残念でした。
同じネタでも2回戦と3回戦は違うんですね。
ラフ・コントロールは笑えたけどちょっとドタバタがバイオレンス入っていたのが個人的にはきびしかったです。
「ショートコント、サンドバッグ」
カントリーロード：正義の味方
オオカミ少年：声だし練習
ロシアンモンキー：山手線の駅名を歌で
丁半コロコロ：北の国から
トータルテンボス：誕生〜
カントリーロードは正義の味方になりたいというもの。
「ミートマン」とかみんなデブ会話になっていくというもの。
オオカミ少年はいつもの。
後半の「引っ越した」がやや受けだったのがきつかったかもしれません。
ロシアンモンキーは山手線と小田急線が歌になったというもの。
丁半コロコロは「北の国から」が〜〜だったらというもの。
その題材ありきのネタはちょっときついような気がしました。
これから10年出て欲しいと思ったのですが、本人達は最初で最後のつもりだったようです。
（ブログ：ニッチャメンの我道行願〜我が道を行きたい。より）
お疲れ様でした。
トータルテンボスはそれぞれの誕生花や誕生〜〜を挙げていくというもの。
ものすごく出来が良かった。
「パウエル」を重ねていく辺りとか、まさにトリに相応しいネタだったと思います。
ちなみに「はんぱねぇ」で「おーっ」と言う声が。
結果発表では恐ろしい程番号が飛ぶのに、思わず苦笑。
ええ、もう最後のトータルテンボスにいっちゃったよみたいな。
