窓井ニゲルのTVメモ、とか

窓井ニゲルのブログです:テレビ番組だったりお笑いだったりのメモを。その他もメモるので「とか」になりました。

M-1グランプリ準決勝東京@ルミネtheよしもと

というわけで行ってきちゃいました。てへ。
とりあえず後でネタとか感想(どの組が勝ち残るとかそういう正統派な感想は他を探しましょう)は挙げると思いますが。


ハリガネロックの本気を見せて貰いました、ありがとうとだけ。


続き。
割とどうでもいいレポ。
はりけ〜んずの「M-1萌え〜」は今日もやっていました(いや初めてみたのですが)。
「萌え」はつまり「草木が芽を出す」という意味。
つまりM-1が末永く発展するよう祈願する祝詞なのですね、M-1萌え。
と腐った頭で考えておりました。


・審査員。
最初に審査員の紹介が行われておりました。
東京、大阪と同じ審査員で両会場実施後に決勝進出者を発表とのこと。


・終演後、大林素子を目撃(番組収録か何かだったと思います)
見事なまでに芸能人でした。
いや、この前グラチャンで見た時は見事なまでに元バレーボール選手だったのに。
(参考:http://d.hatena.ne.jp/madoi_nigeru/20051127


順番とネタ順、その後にそれぞれの感想は簡単にですが(一部簡単でないのもあり)挙げておきます。

ザ・たっち:おすピー漫才&ショートコント
号泣:赤ずきんちゃん&金の斧銀の斧
流れ星:献血をしよう
チュートリアル:バーベキュー
レイザーラモン:下ネタ

ザ・たっちはおすピーで出てきてひとしきりネタをやった後、ショートコントをいくつか。
ホリえもんで爆笑してしまい、何故か負けたような気分に。ちきしょう(笑)。
トップという順番にも関わらず、いまの自分たちを出し切っていました。
号泣は普通に笑えたのですが、この顔ぶれの中だとちょっと沈むな〜と。
流れ星は見たことのあるネタでしたが、爆笑。
場内もかなり湧いておりました。
チュートリアル。場内バカ受け、オイラくすりともせず。
コテコテすぎたのと、早口で聞き取りにくい&笑いで声が消されてさらに分からないせいじゃないかと。
レイザーラモンは「これは話題枠」というのが東京に来ても分かる気がしました。来年以降頑張れ。


間に出てきたはりけ〜んず曰く、「流れ星とかで萌えていたのをすべてレイザーラモンに持って行かれた」とのこと。
…萌えるなや。

三拍子:子供になりたい&保育園の先生
鼻エンジン:ショートコントをやりたい
ハリガネロック:デート
サンドウィッチマン:ピザ屋
品川庄司:刑事ドラマ

この五組が発表された時点で個人的な今日の山場だと思いました。
贔屓の三拍子に、今日これを見るために来たといっても過言ではない鼻エンジン
それに十年目のハリガネロック品川庄司とくれば。
そのため、この五組については割と長めになります、ごめんなさい。


三拍子。
ワタクシはこのコンビは好きなコンビの一つに入ります。
レイザーラモンでアレでソレになった空気の後にやるのはどの組かと(はりけ〜んずのMCだけじゃ消しきれない)思っていたのですが三拍子でした。
大丈夫かなと思っていたのですが、見事に空気を自分たちの方に引き込んでいたと思います。
今日は好調な方に振り切れていました(三拍子は意外と好不調の波が激しい)。
高倉のなにげない一言大好き、壊れていて。(落ち着け)


鼻エンジン
う わ 、 や っ ぱ り 準 決 勝 に 持 っ て き た か 。
ネタはこの前見たのと同じ「ショートコントがやりたい」でした。
(参考:http://d.hatena.ne.jp/madoi_nigeru/20051126
このネタ、非常にM-1でやったら深いよな、と思っていたのですがやっぱりそれを狙っていたようです。
M-1準決勝という場で「ショートコントをやりたい」と言い切るという矛盾(ネタとしてはちゃんと漫才だよ)。
それに加えてフォークダンスDE成子坂坂道コロンブスという経歴を持つ彼らが「ショートコントをやりたい」と言い、その経歴を打ち砕くような展開。
本当に彼らには鼻エンジンしかない、のだと思いました(M-1のために組んだコンビじゃありませんし)。
ちなみに、客のウケは結構良かったと思います(客の反応に半分意識を向けていた駄目な人)。
見ていないファンのために一言、月曜日までは夢を見ていてもいい出来でしたよ。
あと、ワタクシの聞こえる範囲内で数人、松丘の「ショートコントがやりたい」で息をのんでおりました。
そこっ、落ち着けっ(笑)(ワタクシも最初見たときは息をのんだけど←同類)


ハリガネロック
非常に客受けもよかったですし、ワタクシ自身も爆笑しました。
で、終わった後に思ったのが「凄みがあったな」。
お笑いで凄みがある云々というのは変なのかもしれませんが、とにかく今回のハリガネロックは凄みがありました。
この人達はM-1というものに翻弄されているのかもしれませんが、翻弄された分今日で得たものは大きいと思います。
ワタクシ的に本日のベストに入ると思います。


サンドウィッチマン
この五組に入ってしまったというのが一番不運だったと思いました。


品川庄司
爆笑しましたし、客も非常に受けていました。
でも、M-1グランプリにもし10年目枠というのがあるならば、東京なら品川庄司じゃなくてハリガネロックだったと思います。
ハリガネロックが持ち時間を一気に押し切ったというのに比べ、品川庄司は一瞬流れが止まった部分があったのですよ。
庄司が息を切らした後半部分に。
あとちょっとくどかったかなという部分がありましたし。
ワタクシがくどいのが苦手だから目についたというのもありますが。
そこいらへんのちょっとした差で私はハリガネロックを推したいと思います。


幕間のMC。
「やっぱ庄司だよね、あの汗」の一言にこの人は乙女だ、と思いました。
「萌え」ジャージを着ているけれども心は乙女。

ザ・パンチ:張り込み
チーモンチョーチュウ:旗あげ
ガブ&ぴーち:彼女が欲しい
アップダウン:野球の解説者
庵:エセ韓国漫才

ザ・パンチはすごいツッコミなんですね。
泣き突っ込みって始めてみました。世の中広い(えぇ
チーモンチョーチュウは後半盛り返したのですが、前半の不調が響いた気がしました。
ガブ&ぴーちはキモい、キモいよ(ほめ言葉)
アップダウンは可もなく不可もなく。この後登場した麒麟が同じような野球ネタだったのですが、麒麟に印象を消されてしまったような感じ。
庵は、この五組の中では一番インパクトありました。
もう好き放題やる気だったでしょあなたたち、という位思い切りやっておりました。
あるあるやっちゃったもんな〜、神宮が楽しみだ(笑)

コア:こわい話
我が家:プロポーズ
5番6番:日本語が乱れているぞゴルァ!
さんだあずNHKだろっ!
オリエンタルラジオ帰宅部(映像特典付き)

コアはこの準決勝面子の中では埋没しちゃっていたような気がします。
我が家。
ワタクシ的には非常に大受けでした。
野球選手とかサッカー選手とかのプロポーズを三人で順々にやっていくのですが。
(いわゆる良い子悪い子普通の子パターン)
「後でメール打っておくから」のフレーズは非常にツボに入りました。
5番6番
タイトルは「走れメロスたん」の方が良いような気がしてきました。
「日本語が乱れている」という流れから「走れメロスが『電車男』でおなじみの2ちゃんねる用語だったら」という話でした。
見ているこっちは「また中途半端に2ちゃんねる用語か」と思っていたのですが、いやあすごかった。
おまえら『電車男』にインスパイアされたわけじゃないだろうっ、と全力で突っ込むぐらいの2ちゃん用語(&そっち系ネタ)全開でした。
非常に笑っている人間と笑っていない人間の差が出る出る。
でもキターとか『電車男』で出た部分は分かるのね、普通の人も。
5番6番はただの地味な人かと思っていたのですが、ちょっと見直しました。
さんだあずは大阪でやった方が良かったと思います。
オリエンタルラジオ
MCで呼ばれたとき拍手が普通だったので驚きました。
絶対キャーキャー言うやつが出ると思っていたのに(オリエンタルラジオに対して変なイメージを持っている人)。
ちなみに出来は普通でした。
イシバシハザマみたいなラストでネタの繰り返し(映像特典)がありましたが、そこもちょっとイマイチだったような。

カナリア:時代劇
キャン×キャン:結婚したい(4コマ)
ザブングル:逆ギレ
磁石:先生になりたい
ジャリズム:格闘家と実況

カナリアは結構受けましたが、決勝に残れるかというとやや疑問が残ります。
キャン×キャンは3コマ目以降がどうだったのか非常に気になります。
ザブングルは会場内大受けでしたが、逆ギレで爆笑を取っただけのような気が。
磁石は見慣れたネタでしたが、一番安定したネタを持ってきたと思います。
問答無用で爆笑でした。
…でも、つまり二人とも怪しい外国人顔ということなんだろうか?
ジャリズムはネタは結構面白かったとは思うのですが、ちょっと実況ネタがかぶったのが。
実況ネタだけで3組あったのがなあ、(残り2組は野球でしたが)。
それよりもこの後のMCで散々いじられていた方が印象に。(ジャリズム渡辺、37歳会心の笑みとかね)

タイムマシーン3号:デブニーランド
東京ダイナマイト:面接
トータルテンボス:ウソ
飛石連休:葬式MC
南海キャンディーズ:歌のお姉さん

タイムマシーン3号
非常に出来の良いタイムマシーン3号が見られました。
例えるとオンエアバトルで545KBを取ったときのようなタイムマシーン3号
ここは準決勝の壁を越えていくんじゃないかと思いました。
東京ダイナマイト
MCで呼ばれたときの拍手が非常に大きかったです。
でも個人的に一番受けたのが、出てきたときの「今年も刀持ってきたぞ」「やなこと思いださせんなよ(取り上げる)」という下りだけだったのがちょっと危険。
トータルテンボス
ここは決勝当確じゃないかと言うくらいの見事な漫才でした。
構成もちゃんと練られていましたし、三度聞き直しがくどいかどうかだと思います。
飛石連休
ここは…好不調で言うと不調の方が出たような気がします。
多少不調であっても漫才の腕でカバーできるコンビだとは思うのですが、少なくとも前のトータルテンボスと次の南海キャンディーズの間に挟まれると弱いと思いました。
葬式持ってくるなら三回戦と同じだけれども怖い話の方が良かったんじゃないか、とか好きなので色々思う所はありますが。
南海キャンディーズ
ここは問答無用で爆笑でしたし、ブログに書かれていることを鵜呑みにすると(微妙に危険だぞ、それ)、東京に回って良かったと思います。
が、決勝進出かどうかはタイムオーバー減点(だったはず)がどのくらい響くかにもよる、かもしれません。
あ、でもちょっと途中だれた部分があったかも。

POISON GIRL BAND:しりとり
U字工事:田舎へ泊まろう
ライセンス:いじめ
レム色:回文
麒麟:野球実況

POISON GIRL BANDはなんか準決勝の中で埋没してしまったような気がします。
なんか、普通になっていました。
U字工事は安定していました。
めちゃくちゃ面白い、いつも以上の実力を出したというわけではないのですが、普段の実力は出せたと思います。
ライセンスはちょっと弱かった。
レム色は思った以上に構成自体がしっかりしていました。
麒麟
ここは会場も爆笑で、個人的にも大笑いでしたが、ちょっと何かが物足りないような気がしました。
非常にあの低音は好みだし、嫌いになる要素は全くないのですが…笑いすぎで感覚が麻痺したのか?


以上、非常に個人的な印象記でしたが準決勝を見られなかった方の参考に少しでもなればと思います。
むしろ、こういう風に見たやつが一人いたんだぞみたいな。


ということで大阪のレポにお渡しします(笑)。