窓井ニゲルのTVメモ、とか

窓井ニゲルのブログです:テレビ番組だったりお笑いだったりのメモを。その他もメモるので「とか」になりました。

M-1グランプリ3回戦東京(1)@ルミネtheよしもと(済)

今回は合格者は会場で発表という形ではなく、公式サイトで発表でした。
あの受け的に微妙な合格した組が発表された瞬間の、会場の何ともいえない空気が大好きなのに(正直すぎます)。
審査員が観客の空気を直に感じ取れないのは、どうなのでしょうとも思ったり。


なお、あらかじめご注意をお願いしたいのですが、これはワタクシ個人の印象であり感想です。
正確な批評を求める方は別の所をご覧下さい。
それよりも是非会場にお越し下さい。
畳みます。
興味のある方だけどうぞ。


とうとう今年のM-1グランプリも3回戦。
2回戦が1回しか観に行けなかったので、3回戦はちょっと頑張ろうと思いました。
平日開催というのが社会人的に厳しいですが。
週末まで生きていけるのかしら?


MCはリットン調査団
NON STYLEのTシャツをうっかり着てきたらしい。…うっかり?
あと、M-1グランプリスタッフは準決勝以降、香盤表の拡大コピーをMCに用意するように(笑)。
今日のリットン調査団も明日のはりけ〜んずも「老眼が」ということを言っていたのです。
MCにも優しいM-1グランプリを!


審査員は元木、水野、田中、倉本の四氏。
個人的印象で受けた組には◎○△などを付けていきますが、今日は後ろの席にの甲高い笑いのおそらくよしもとに良く来ていらっしゃると思われるお嬢さん達がいたせいか、印象が若干ぶれていることをあらかじめお断りいたします。

ボーイフレンド:結婚の許しを得る
dande GAP:不良といえば、運動会
ハリセンボン:ご近所づきあい(煮物を持って行く)○
ヴィレッジ:もてたい(インド人)○
エリートヤンキー:がまんしない△
なすなかにし:野球観戦
風藤松原:家庭教師(ことわざ)◎

ボーイフレンドはネタよりも突っ込みの3段叩きが印象的でした。
それよりも始まる前の「緊張してますか?」と「はいっ!」のやりとりが。
リットン調査団がいきなり聞いたのですよ、袖の芸人さんに。
結構好評だったらしい。
dande GAPは不良ネタと運動会ネタと詰め込みすぎてそれぞれの印象が薄くなってしまった感じ。
ハリセンボンは…メモに「春菜ふくらんだ?」とか書いちゃいけません自分。
途中の煮物を持って行くという下りは好きだったのですが、結局はるかがキレて春菜が泣くというパターンで終わってしまっているのが個人的には不満。
結局はそこかー、と醒めてしまいます。
ヴィレッジは2回戦で観て大笑いしたコンビ。
モテようとしてやっていることが、容姿もあいまって全部インド人に見えてしまうという。
「インド人みたいだよ?」というツッコミが。
「多分お客さんは『インド人みたいだよ』がループしていると思いますが」とブロック終了時のMCでネタにされたくらいインパクトがありました。
エリートヤンキーは1カ所ドカッと受ける所はあったのですが…個人的にあまりピンと来ず。
ちなみにメモには「ボケがシステマチックすぎる」と書いてありましたのでそんな印象だったのかなと。
なすなかにしはびっくりするくらい掴めずに終わってしまった感が。
風藤松原は始まる前はネタ次第では大丈夫かなと思っていたのですが全くの杞憂でした。
この出来なら合格するだろうと思えるくらいの笑いが。
「2階からリフォーム」

エンジョイワ→クス:西部劇
セブンbyセブン:コンビニのバイト
ロケット団:山形はすごい△
チャラチャラチャラム:チャラくなりたい
ロシアンモンキー:童話の合いの手◎
ダークホース:山手線ゲーム
ブロードキャスト:お年寄りを大切に△

エンジョイワ→クスは西部劇ネタ。
やっぱりもう指輪物語は掴みには弱いのか?
セブンbyセブンは「めんそーれ」という挨拶が印象的。
なんか妙に中毒性があるような。
ロケット団は「沖縄から山形ですよ」という掴みが。
さすがに上手い。
ただしその掴みをがっちり保持するにはもう少し何かが必要、かも。
チャラチャラチャラムはチャラ男でおなじみの慶とラムのユニット。
ネタよりも慶の「ルミネに?(チャラ男口調)」になぜか大爆笑という。
来ているのか、チャラ男ムーブメント。
ロシアンモンキーは童話に合いの手を入れてくるというネタ。
この日片手に入る位の大受けだったのですが、全くはまらず。
これがあるからM-1って楽しい。
ダークホースは2回戦では受けていた箇所が今回は厳しかったような。
ブロードキャストはお年寄りが倒れたので救急車を呼ぶというネタ。
K-PROプレミアム」で観た時ルミネでは受けるネタなのだろうなと思っていたのですが、思っていたよりもウケが悪かった印象。
あれ?

BLUE RIVER:サンタさんを博多のおっさんがやったら
ザクマシンガン:おっさんってかわいい
東京ペールワン:結婚の挨拶(どのくらい?)
少年少女:松茸を食べたい○
鬼ケ島:まともな漫才をやりたい◎
ニレンジャー:歌をうたおう(食物連鎖)△
エレファントジョン:ヤンキー同士のケンカ○

BLUE RIVERはお祭りの格好をした人たちがサンタ。
ザクマシンガンはアニメよりもおっさんが可愛いというネタ。
うーん、アニメもおっさんも掘り下げが薄い気がした。
東京ペールワンは結婚式の挨拶、なのですが「どのくらい」という形容がメイン。
個人的にはもうちょっとキラーフレーズが欲しかった。
少年少女は松茸を食べたいというネタ。
「やや反町」とかニヤニヤしてしまうのですが、インパクト的に次の組に持って行かれた感が。
鬼ケ島は「野田さんなしで漫才をやらせてくれ」というもの。
きっちり背広の大河原さんと和田さんに全身赤の野田さん。
漫才をやっているときの野田さんの表情が…これは笑えということですね。
会場も大受けで、本当に準決勝行けるのではないかと思うくらい。
結果、合格。
大井競馬場で「あの野田です」が見られるのが楽しみです。
(決勝に行くとはこれっぽっちも思っていないらしい)
ニレンジャーはひたすらに黒い歌のおにいさん
こういう黒さは好きですが、淡々と黒い気がする。
エレファントジョンは子供ネタ絡めるのにネタがヤンキー、というのがネックだったのでしょうか。
個人的には息子さんの写真をしげしげと見てからしまう森枝さんが。


次のブロックの紹介で老眼(めがねを外して遠目で)紹介するリットン調査団(永遠の若手)の姿に涙したのはワタクシだけでしょうか?

天狗:アメリカ大統領就任演説(同時通訳)○
ジェニーゴーゴー:誘拐
山田カントリー:ヤンキーに絡まれないために
EE男:結婚式の退屈なスピーチ△
初恋タロー:初恋戦隊タロレンジャー△
ゆったり感:取り調べ(あいうえお作文)◎
キャラメルマシーン:マジック

天狗は同時通訳で、えらい受けておりました。
でもフレッシュクラスで「新鮮組」はないよなーw
ジェニーゴーゴーは誘拐というネタのコンビ愛。
これは浸透すれば強いのでしょうが。
山田カントリーはヤンキーに絡まれないためにというネタ。
EE男は退屈なスピーチという割に芸達者なのが。
「それちょっと面白いじゃないか」
初恋タローは戦隊物のネタ。
初様子見だったお客さんを徐々に掴んでいったような気がしました。
ゆったり感は昨年に続いてのあいうえお作文取り調べ編。
キャラメルマシーンに既視感があるのはキングオブコントで見ているからでしょうか。

田畑藤本:子供をしつけたい
334:ポジティブに
ミルククラウン:同窓会○
ややウケちょいウケ:どっち派
ブルーセレブ:兄弟ゲンカ
トレンディエンジェル:キスしたい○
チーモンチョーチュウ:通販番組

田畑藤本は子供にしつけをしたい。
2回戦(落選、追加合格)よりも格段に良くなっている印象でした。
でも更に上がるにはまだ色々足りていないと思います。
334はアマチュアのコンビ。
アマチュアとは思えない堂々とした感じとポジティブっぷりが。
ミルククラウンは同窓会。
謎のハルヒ推し。
受けていましたので、合格するかと思いましたがこの辺りがボーダーだったのかもしれません。
ややウケちょいウケは村上ショージぜんじろうの即席コンビ。
初っぱなから「こういうので順位付けるのはどうかなあと思うんよ」と全否定する村上ショージさんという。
ブルーセレブは兄弟ゲンカ。
粘土だけが記憶に残っております。
トレンディエンジェルはたかしさんの半ズボン、しかも内側にスリットというのが気になってしまいちょっと集中できませんでした(どこを見ている)。
チーモンチョーチュウは三文字ではなく通販番組。
菊池さんいじり倒しという。
機能充実の下半身もそうですが2画素がツボ。


ブロック間のMCで、「あートレンディエンジェルに入りたい」と開口一番言い出すリットン調査団が。

オバアチャン:悩み事(ストーカー)
ヴィンテージ:歌舞伎町の掃除に行きたい
あわよくば:引っ越しの挨拶
パッチワーク:失礼な男性
三拍子:ネタを決める(医者と患者)◎
ニッチェ:女友達をなぐさめる△
流れ星:帰省したい(ひじ神様とか)◎

オバアチャンは前の彼女がストーカーでという相談をするという。
オチにもう一展開あった方が個人的に好み。
ヴィンテージは「なぜ赤羽でとどまらない」は好きなのですが…。
あわよくばは2回戦で見たときよりもちょっとネタが変わっていたような。
スイスは中立が増えていたような。
パッチワークは「おネエっぽい人が失礼な男性の不満を言う」というスタイルを伝えきれていない印象でした。
「女はパスタ」とか面白いフレーズは後半にあったので惜しいというか難しいというか。
個人的には「ブーツは蒸れるっ!」で吹きだしてしまったので、これはアリだと思います。
三拍子はネタ選択。
三択でなくて二択でした。
前回このネタを見たとき(11/16ブレイクアウト)あまりのテンポの速さにどうなることかと思ったのですが、その辺りは問題無く調整済でした。
盤石の受けで準決勝合格、シード復帰おめでとう。
個人的にはその先も狙えると思うのですがどうでしょうか。
漫才新人大賞(漫才協会)での「磁石と三拍子のどちらかが決勝に行ってもらいたい」という話もありましたし。
ニッチェは個人的に好みだったりします。
非常に構成も上手いと思うのですが。
安易に自虐に走らず(泣いている女友達を慰めるのが苦手なのが主題)、構成的な面で自虐(慰めようとして墓穴)という辺りとか。
流れ星は田舎に泊まろう3分版は回避して、帰省を主題にひじ神様降臨。
こちらもひじ神様で全部持っていって合格。
あとグルコサミンじゃなくてそっちで正解だったと思います。
しかし今年は去年ほど武器が多くない印象なので(単独での学級会ネタとかはすごく好きですが、あれは出来ないだろう)、準決勝以降も厳しい戦いが続きそうです。
ここからは完全に個人的な文句になりますが、11月に入ってからのスパートのかけ方は素晴らしいと思うのですが、何故それをもう少し早めにできない(笑)。

ぼれろ:海にドライブ
ライス:山手線ゲーム
ハライチ:スープ作り◎
クワバタオハラ:女子集合◎
西麻布ヒルズ:黒人じゃない○
POISON GIRL BAND:物まねをやってみたい◎

ぼれろはドライブネタ。
何かコント寄りになっていっているような気がします。
(実際コントもやっていて結構面白いネタがありますし)
ライスは山手線ゲーム。
英語の発音がらしい、という。
オチも綺麗で…あれ、センターマイクが邪魔に見えてくる(こら)。
ハライチの受けっぷりはあのスタイルを1年間浸透させてきた結果という気が。
「すりぬけるジープ」
クワバタオハラはくわばたさん結婚、小原さん破局という捻れが生じて非常に面白くなった印象。
今まではモテそうな小原さんに対するモテなさそうなくわばたさんのひがみという、飽きやすいスタイルだったのですが捻れてネタのバリエーションが増えたというか。
結婚で芸が面白くなるってあるんだ、と思った瞬間。
西麻布ヒルズは非常に面白かったのですが、漫才的な主題が薄かったのが(千太郎さんいじりがメインになってしまっていた)。
POISON GIRL BANDはひどい物まねだ(笑)。


合格者は以下の通り。

ハリセンボン風藤松原ロシアンモンキー、鬼ケ島、天狗、ゆったり感、トレンディエンジェルチーモンチョーチュウ、三拍子、流れ星、ハライチ、POISON GIRL BAND

結構妥当な選出ではないかなと思いました。
受けた組が選ばれているというか。