窓井ニゲルのTVメモ、とか

窓井ニゲルのブログです:テレビ番組だったりお笑いだったりのメモを。その他もメモるので「とか」になりました。

M-1グランプリ2回戦@ラフォーレミュージアム原宿(済)


意見には個人差がありますが何か?


ということでM-1グランプリ2回戦に行って参りました。
とりあえず、カルパチーノランチランチが落ちたのは何故?とだけ。
長いので畳みます。




今年も原宿にお笑い芸人とお笑いマニア(莫迦とかマゾとか適宜読み替え可)が集う季節がやって参りました。
今日は到着が早かったためファンクラブ優先入場であっさり入場、割と好位置をキープ出来てしまいました。
でも入場するときに気になったことが。
なんか妙に入場に手間取っていません?
ファンクラブ優先でも気になったくらいなので、かなり並んでいた一般入場が開演までにはけるかどうか妙に気になってしまいました。
結局ギリギリだった模様。


MCはお馴染みはりけ〜んずのお二人。
お客さんでほぼ満員の会場をいじるいじる。
「一回戦の時は団地の寄り合いみたいな人数の時も」とか「M-1グランプリの一番最初の一回戦はお客さんが3人で、2時間後にはそのお客さんが出場した」とか。
あとは、サンドウィッチマンが出した「敗者復活」(リンク先はAmazon)を前田さんが欲しいらしいのですが貰えない話とか。
新井「買えばええやん」
前田「いや、コミックの「おんたま!(1) 」と交換で」
原作を担当しているらしいです。


今日は115組が出場し、持ち時間は3分とのこと。
終了予定時刻は18時半だそうで…その日19時からライブの予定を入れていたワタクシの顔色が変わったことは言うまでもありません。


ネタ順ならびにネタは以下の通りです。
結構勝手につけています、その辺りはご容赦下さい。
感想は気になった組だけです。

大好物:太っているって便利
いたばし〜ず:小学校で教える
ナインボール:ドラキュラをやりたい
ダブルネーム:買い物で見かけた人[合格]
飛び魚:卒業式、かけ声
ジパング上陸作戦:ペットが飼いたい[合格]
ブラジルマン:修学旅行の注意事項
井下好井:キノコをやめられない[合格]

大好物がやや乗りきれない感じで終わってしまった中、お客さんをまず沸かせたのはアマチュアのいたばし〜ず。
地方公務員というか小学校の教師をしているそうで、実際の授業から考えたらしいネタの数々は結構良かったです。ブラックな部分も含めて。
ナインボールは片方がドラキュラの格好。
歯を何回も投げたり、結構動きのあるネタで前の組からの流れに乗った感じでした。
ダブルネームはエグザイルのマネで、ネタの「買い物で見かけた人」のことを替え歌で歌うというもの。
抜群の歌唱力で、あのフレーズを繰り返し歌われたら笑うしかありません。
個人的には一つのネタで3分だと途中だれるのではと思ったのですが、要所のフレーズを変えたのが効果的だったのでしょう。
ジパング上陸作戦は円高のツカミから受けていました。チャドさんのボケがなんとなく狂気的な印象。
井下好井は「ややびみょう」とメモ書きしてあったのですが(メモなので平仮名)、日常会話に上手くキノコを入れるネタ。
ちなみにこのブロックが終わった後出てきたはりけ〜んず前田さんが、「気のこもった漫才でしたね〜」と発言し場内大笑いに。
もしかしてこのおかげかっ?

イケメン親子:30年後
お先にどうぞ:球場のビール売り
シソンヌ:バイト先でのゲーム[合格]
たんぽぽ:告白されたい
三塁打:子供が欲しい
ねお椎茸:調味料で会話[合格]
Bコージ:花いちもんめ[合格]

お先にどうぞはツカミでは大受けだったのですが(世界のナベアツにそっくり)、肝心のネタがやや練り込み不足だった印象。
シソンヌは勝負ネタらしいバイト先でのゲームネタ。
このCDの組み合わせのセンスは上手いと思います。
たんぽぽは白鳥久美子川村エミコのコンビ。
最初に出て自己紹介をした後バトミントンの構え、という辺りがワタクシのツボでした。
ばかうけみたいな顔」とか非常にキラーフレーズがありましたし。
最初にそれぞれの自己紹介をちゃんとした方が良かったとか()、それぞれの役割がやや曖昧になってしまっているとか粗も多いのですが。
ねお椎茸は前のブロックトリの井下好井がキノコネタで、はりけ〜んずが読み上げたコンビ名だけで笑いが起こってしまうという(読み上げ直した)。
そういうある種の奇跡だけではなく、ネタもしっかりとしたものでした。
日常会話を調味料で表現していくネタなのですが、本当にフレーズがよく練られていた印象。
Bコージはネタ後のはりけ〜んずの「Bコースにあべこうじが入っただけやん」「しかもBコースのネタだし」というツッコミが全てを表していると思います。

さるべぇじ:熊の右手の味
ワリカンジャパン:雨宿りの出会い
あめ玉:ボーリングクイズ(ピン)
少年少女:マツタケが食べたい[合格]
タモンズ:夜のシンデレラ
ハライチ:入浴剤[合格]
ぶんぶんボウル:能力が欲しい

さるべぇじは熊の右手の味を表現するのですが、どんどん変わったものになっていくというもの。
加藤鷹の右手は…」の下りがひどくて苦笑。
あめ玉はキングオブコントかと見まごうような、ボーリングのピン同士の漫才。
個人的に割と好き。「品川プリンスの1番ピンになりたくないのか」とか。
少年少女は個人的には合わないのですが、このくらいの尺で見ると面白いなと思います。
去年から比べたら抜群に良くなっているような。
ハライチは入浴剤の話をしているのですがどんどん脱線、しかもそれを突っ込むのではなく全力で乗っかるという不思議な構成。
どんなフリでも乗る相方に、振った方が笑いながらやっていたのが。

エンジョイワ→クス:侍をやってみたい
ミルキーウェイ:ジェスチャーゲーム
テンテケ天狗:色々なクイズをやりたい
オープンスペース:刑事ドラマをやってみたい
ハロ:ヨン様の苦悩
マシンガンズ:居酒屋のバイト[合格]
麒麟:田村がついてない[合格]

エンジョイワ→クスがまあまあの受けを取ったものの、その後の組はやや重い状態に。
それを払拭したのはやはりマシンガンズでした。
居酒屋のバイトという鉄板のネタで場内の爆笑をさらっていきました。
なお、「決勝はミラクル」らしいです。
麒麟は…ネタよりも川島さんはハンサムという部類でない、という印象しか(ごめんなさい)。
なんか、顔と顔のパーツがでかいじゃないですか。生で見ると。
なお、場内の受けは前の組の流れにのって上々でした。

セーキットン:コンビニの前の暴走族に注意する
夢のソルタナ:密着24時の警官になりたい
カルパチーノ:小さい頃のいたずら
クレオパトラ:マンガのストーリーをやってみたい(義理の妹)[合格]
Gパンパンダ:うっかり忘れてしまう
かたつむり:女の子とデートしたい(シャケ)
上々軍団:相方に腹立つ[合格]

カルパチーノはワタクシの好きなネタ。
受け的には悪くはなかったのですが、前の組を払拭して自分達の空気に持ち込むのに時間がかかったのとややツカミが客層的に引くツカミだったのが悪い方向に働いてしまったのかもしれません。
クレオパトラはキングオブコントでも見た少女マンガをやってみるというネタ。
ここは前の組からの流れに上手く乗った印象。
かたつむりはテンション芸。
「しゃけーっ」が全く受けていなかった(ファンの子らしい笑い声しか聞こえなかった)のが。
上々軍団は告白ソングネタ。


次のブロックとの合間にはりけ〜んずが「ここで軽く伸びをしましょう」ということで客席全体が腕を伸ばして伸びをしていたのですが。
前田「このスキに女の子はブラを直して」
そういう時間ですかぃ。

ランチョンマット:俺の方がすごい
上海ドール:痴漢撃退法
ツインズ:母さんにビデオレター
くいな:キスがしたい
たまプラーン:マック漬けの恋愛
健真:アナログな遊び(引っかけ言葉、究極の選択など)
いけないパラダイス:ライフセイバーの引退

ランチョンマットは互いにすごいところを言い合うというネタ。
「グーでパーに勝った」というフレーズが。
上海ドールは札幌からの女性二人組。
入りが「痴漢に遭いたい」っつーのは(笑)。
ツインズはアマチュアなのね…。
ネタは面白いのですが、ちょっと発声が気になった。
いけないパラダイスはネタよりもネタ後の「男子の毛糸のパンツは勘弁して下さい」というはりけ〜んず前田さんの叫びが。

ミニチュアブルドック:電車のアナウンスを格好良く
ぶらんこ:修学旅行
ラブカップル:恋愛ドラマをやりたい
ニッチェ:友達を慰める[合格]
モンキーターン:母親に怒られる
ラフ・コントロール:同棲したい[合格]
すっとんきょ:可愛い人みつけた

ミニチュアブルドックは声優学校で組んだらしい女の子二人組。
見事なまでのアニメ声にお客さんから驚嘆の声が(いや、そこ驚嘆する所じゃないから)。
ラブカップルは下ネタが完璧にアウト過ぎ。
ニッチェは女性二人組なのですが、ボケのキャラが際だつというか、響の長友さんをソバージュにした様な感じといえば分かる方も多いかも知れません。
すっとんきょは女性二人組。
あのギャル的ハイテンションはちょっと見ていて辛いかも。
ちなみに、この後同じテンションでMCに登場してきたはりけ〜んず前田さんはセンター付近で心が折れたらしいです。
それを考えると強いのか?

アウトブレイク:歯医者
フレンチトースト:フランス語講座
ひでのりん:老人ホームの営業を再現
ダンボーイモダンガール:真面目なアイドル
LLR:漫才にバレーボールを[合格]
オキシジェン:学校の先生をやりたい[合格]

フレンチトーストはデッカちゃんと構成作家たけやさんのコンビ。
流暢なフランス語でM-1の登場曲を歌われると(笑)。
ひでのりんは文字通り老人ホームの営業を再現してみるというネタ。
老人のリアクションが見えるという不思議。
LLRはバレーボールネタで大体先が読めるのですが、「はいここ(床)滑りやすくなっています」は鉄板。
このブロック後のMCではりけ〜んず新井さんが舞台の奥のライトか何かを直そうとして、やけどするという。
「あっつ〜〜〜〜!」
「2時間経っただけでこうとは」

コンクリ−ツ:後輩のマネージャーに告白
小豆まりちゃんズゆうこりんとデート(気分)
新宿カウボーイ:うす毛が気になる
ふくろとじ:子供が欲しい
スピードワゴン:ジャンケンの世界一になりたい[合格]
超新塾:スタートダッシュ、バレーボールの監督[合格]
グランパショップ:どMいじめっ子

小豆まりちゃんズは女性の方が雰囲気的に小倉優子似という。
個人的に小倉優子のリサーチっぷりがツボでした。
ふくろとじは「ちゃんとネタっぽい」というのがメモに…あれ?
スピードワゴンは…去年が嘘のような出来と爆笑という。
超新塾はあの格好で全員ネクタイという衣装が。
バレーボールの監督ネタは鉄板なのですが、今年向けのネタが見たいところ。
ここで15分の休憩でした。
休憩後、なんか空気変わりますよね?重めに。

笑撃戦隊:ブタ語を教える
アホマイルド:ドラマみたいな恋をしたい
有閑マダム:可愛くなりたい
5GAP:リポーターと暴走族
ぐりんぴーす:駄菓子屋に行く
パンクブーブー:カメラマンをやりたい[合格]

有閑マダムは女性三人組。
ネタ自体よりも足の太さで「山田優三人分」というインパクトが。
5GAPは「素顔はじめてみた」というメモが…あれ〜?
パンクブーブーは余裕で合格という感じ。

ハチオージ:ガッツポーズのやり方
ツインバーグ:交通事故で119
ゴブリン兄弟:漫才にギター
ヒカリゴケ:女の子の友達を紹介して欲しい
エルシャラカーニ:引っ越しの挨拶を練習したい[合格]
コンマニセンチ:全力ショート漫才
ピンポン:魔法が使える

ヒカリゴケは女の子の友達を紹介して欲しいというネタ。
正直、ここが落ちたのは意外。
個人的に受け具合を付けているのですが、ここはちゃんと受けていた印が付いていますし。
メモに「たすかった」と書いてありますし(あまり深く突っ込まないようにお願いします、お互いのために)。
エルシャラカーニはしろうさんのキャラクターが定まってきた感じが。
受け具合もなかなかで見事合格。
コンマニセンチはいつもの全力ショート「漫才」。
いすから転がりおちても「漫才」。
で、ここでプチ奇跡が。
3分過ぎてサイレンが鳴る中なかなか最後のダイブに行かず、なんと強制終了の効果音&暗転と飛ぶタイミングが見事一致という。
去りながらの「ナイス効果音」に更に爆笑。
ピンポンは女性二人組で片方が魔法のステッキを持っているという非常に色々な意味で残念な感じのネタ。
この後のMCでいじられるだろうなと思ったら、見事に「5〜11歳がステッキの適齢期」という名言が。
ちなみにはりけ〜んず前田さんはステッキを2本持っているそうです。
ステッキを2本所持するアラフォー…(38歳)。

弾丸ビーンズ:学校のワル
トンファー:来年花火を女の子とやりたい
すっぽん大学:芸人について語る、2chはこわい
スポーツ:全力でだっちゅーの
バイソン:ユナイテッドじゃんけん
ミスマッチグルメ:子供が生まれました
カチンコチン:ゲーセンでデート
パラシュート部隊:ホストになりたい

すっぽん大学は「下と客層が違う」というつかみにまず大笑い。まったくだ。
2ちゃんネタをやりきっていきました。
スポーツは3人組の男性が全力で「だっちゅーの」をやりたいという。
ミスマッチグルメは最近の押しらしい高速ボケ。
それぞれのボケの精度がやっぱり低いのが気になります。
パラシュート部隊は仕事で遅れ気味だったらしく、「パラシュート部隊の飛行機が遅れています」という奇跡が生まれていたそうです。
(言っていたスタッフは気がついていない)

シカバネ:子供の運動会
カゼニフカレテ仮面ライダー
オインゴボインゴ:寝起きドッキリ
きまぐれカウンター:彼女が欲しい
ディクソン:家電ショップの店員
オリエンタルラジオ:プロポーズをしたい[合格]
浜口浜村:ペットが欲しい[合格]

シカバネは子供の運動会ネタ。
「校長先生授与」が個人的に気になった。
きまぐれカウンターはキングオブコントでも見た気がする、ツッコミの動きがまるでボケのようにしか見えない人たち。
オリエンタルラジオはこの前(NHK新人演芸大賞)でも見たプロポーズをするという藤森さん弄りネタ。
3分なら、というかこのテンポなら面白い。
浜口浜村はある意味度肝を抜かれたコンビ。
普通に会話していくのですが、その語尾に別の会話を入れていってそちらも会話として成り立っているという。
「リンゴちょうだい」とか。
その会話が気になって、普通の会話をしているかどうかが分からなくなると言う。

セブンbyセブン:沖縄風ファーストフード
マウンテンバレー:相方が可愛くなる
桃組:ゆるゆる戦隊ゆるゆるファイブ
シーランド:ミリ飯、ママ飯
スカイラブハリケーン:算数をマリオに
チーモンチョーチュウ:母親に起こして貰う[合格]
RGvsハブジャッジ熊谷:登山勝負

マウンテンバレーは相方が可愛くなると言うネタ。
こういうネタの場合、男性側がキモくなるのですが持って生まれた何かでそれが薄まっている感じ。
チーモンチョーチュウは3文字ではないネタ。それでも結構受けていました。
RGvsハブジャッジ熊谷はRGとBコースハブの対戦をジャッジ熊谷が審判すると言うもの。
M-1とは思えない光景が広がっていました。
RGとBコースハブがパンツ1丁で転がり回っている図なんて、あんまりM-1で見たくない(笑)。
ちなみにネタ後も出てきていたのですが、はりけ〜んずが舞台の奥のライト辺りを直せと指示し…
「あっつ〜〜っ!!」
何というお約束。

ビックシティ:ナンパしたい
ビールスタート:孫ロボット
つるかめランド:デブだよね?
バックスクリーン:無邪気な遊び
ガリベンズ:時事ネタ(泰葉、リアディゾンなど)
スプラッシュ:痴漢で捕まらない方法


モエヤン:明るい葬式
サボテン:アメリカのじゃんけん
うみほたる:3大成人病
デスペラード:数え歌、早口言葉[合格]
SAOTME:カニになる
ドラゴン番長:アニメの名台詞

モエヤンは「漫才ヤッホー」といっていましたが、普通に漫才。
サボテンはアメリカのじゃんけんネタ。
前のコンビがそういうネタ(しかも間違っている)をやってしまっていたのが不運というか。
デスペラードはイラン人と日本人のコンビ。
原油高は彼らに味方したのか?(違います)
最後の方のカーペットとかエンタとかの自虐ネタには爆笑。
これは強い。

南海キャンディーズ:万引きGメン[合格]
ガルウィング:電車で腹立つ人
侍PANG:ゾンビを倒してみたい
ランチランチ:張り込み
えんにち:ショップ店員[合格]
東京ダイナマイト:ヒーローインタビュー[合格]

久しぶりの参戦となった南海キャンディーズ
ネタに衰えはなかったのですが…3分で納め切れないという。
つまりタイムオーバー。
ここは如何に最近のトレンドに自分達のスタイルを合わせる(orすりあわせるorねじ伏せる)かがポイントだと思いました。
ランチランチは受けていたと思います。
彼ららしい「何か分からないけど面白い」という部分は出せていたと思いますし。
でも今年受け重視な部分が強かったのかもしれません。
(例えば滑る組が数組続いた後、流れを変えて受けを取った組とその後の流れをついで更に大受けを取った組がいます。笑いの量は後者が確実に多くなります。どちらを評価しますか?ということ。それを判断するのは難しいですよね?)
東京ダイナマイトはつかみの「どうも、金髪豚野郎です」だけで合格したような印象が…。


とそんなわけで終了したのが18時50分。
顔色が本気で変わったワタクシは慌てて審査結果を聞かず会場を飛びだしたのでした。
(ちなみにライブには間に合った、タクシーに飛び乗ったけど。)