映画「キサラギ」を観に行ってきました。

最近映画づいています。
といいながら、世間的な意味での話題の映画を全く観ていないのですが。


ということで、今日は「キサラギ」を観に行ってきました。
「あるアイドルの一周忌にオフ会、その密室で繰り広げられる死の真相を巡る推理劇」という予告と、Yahoo!映画での評判が気になっていたのです。
しかも予告ではそのアイドルの顔に焦点があわないようになっている辺りが気になって…。


いやー笑って泣ける素晴らしい映画でした。しかも泣いた後さらにオチがあって笑うという。
アイドルオタクをネタにした映画ですが、そういうのを毛嫌いしている人でも楽しめますし、それでこの映画を観ないというのは勿体ないと思います。


で、どこの感想でも書いてあるかもしれませんが、シナリオが非常に素晴らしい。
特に伏線の張り方が見事で、前半さらっと入ったセリフが後半に伏線となっていくのが見事です。
ネタバレしてしまうとあまり宜しくないので、具体的に書けないのが悔しいというか。
観ていたとき、ある伏線により登場人物の正体が明らかになったシーンがあったのですが、場内から「あぁ〜」という納得の声が挙がったくらい。
映画では珍しいと思います。
そんな二転三転していく話にいつしか引き込まれていってしまいました。
しかも、そんな推理劇でも笑いを忘れていないところがグッド。


俳優さんもそれぞれが強烈な個性があり、かつそれを打ち消さない。
香川照之のカチューシャ姿と塚地武雅のあのキャラは必見だと思います。
是非騙されたと思ってご覧あれ。